内容説明
過去にも環境は変わってきたが、人類はそれに適応して生き抜いてきた。人類の「気候変動への適応」の歴史を知ることで、いたずらに温暖化を怖れるのではなく、冷静に対処できるようになる―。IPCC報告書主執筆者が、今までの温暖化対策の議論から抜け落ちていた、新たな視点で地球温暖化を考える。
目次
第1章 世界の歴史と環境
第2章 IPCCと環境史
第3章 江戸時代の農業と環境史
第4章 環境改変の日本史
第5章 災害の日本史
第6章 日本は温暖化へ適応できるか
第7章 地球温暖化の不確実性とリスク管理
補章1 日本農業の未来
補章2 脱物質化社会は実現するか
著者等紹介
杉山大志[スギヤマタイシ]
1991年東京大学理学部物理学科卒業。1993年東京大学大学院工学研究科物理工学修士了。1993年(財)電力中央研究所入所。国際応用システム解析研究所(IIASA)研究員、国際学術会議科学執行委員、京都議定書CDM理事会パネル委員、産業構造審議会専門委員、IPCC第四次評価第三部会及び統合報告書主著者、第五次評価第三部会総括執筆責任者。現在、電力中央研究所上席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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