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内容説明
最新の利用技術、国内外の動向、地球温暖化や経済への影響など、多種多様で把握しにくいバイオマスの全体像と実力がわかる一冊。
目次
1章 バイオマス資源の特徴とは?
2章 利用実績と影響
3章 資源量の分析
4章 バイオマス資源と利用技術と設備
5章 バイオマスと環境問題
6章 これからのバイオマス利用
著者等紹介
山本博巳[ヤマモトヒロミ]
1965年9月高知県生まれ。1988年東京工業大学工学部情報工学科卒業。1990年同大学総合理工学研究科システム科学専攻修士課程修了、(財)電力中央研究所入所(経済研究所エネルギー研究室研究員)。1994~1995年国際応用システム分析研究所(IIASA)客員研究員。2000年東京大学博士(工学)地球システム工学専攻。2002~2004年(財)地球環境産業技術研究機構(RITE)主任研究員。2004~2010年東京大学新領域創成科学研究科客員准教授。2008年電力中央研究所社会中央研究所上席研究員(現職)。研究分野はエネルギーシステム分析、再生可能エネルギー評価(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
8
本書では、エネルギー用途とプラスチック加工原料用途のバイオマス(12頁)。バイオマスはカーボンニュートラルで、二酸化炭素の吸収と排出が釣り合うので、相殺ゼロ(165頁)。発生する場合は、化石燃料が間接投入のとき。バイオマスタウンとは恰好いい名称だが、まちづくりの中で資源循環、汚染ゼロという大義に向けた挑戦である。TPPのように、資源浪費、カーボンフットプリントが伸びて環境破壊が懸念される中、バイオマス資源の利活用はどの自治体でも問われる部分。2013/07/09
Humbaba
7
バイオマス資源は,今後の世界において更にその重要性を増してくるだろう.しかし,一般化するためにはコスト面において他の手段に勝る必要がある.例え環境には良いものであっても,コスト面が見合わなければ中々一般化させることは困難である.2013/03/18
Humbaba
1
現代の豊かな生活は、膨大なエネルギーによって支えられている。もしもエネルギーの価格が高騰すれば、大量に消費しているだけに跳ね返ってくる大きさも大きくなる。常に問題あ発生した場合への対処を用意しておくことで、リスクを最小化することが必要である。影響が大きいだけに、代替手段を研究、開発することは大切である。2014/07/02