オイル&マネー―石油と金融の新たな構図

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  • サイズ A5判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784885553547
  • NDC分類 568.09
  • Cコード C3033

内容説明

世界を脅かした原油の高騰、きっかけは投機資金が流入した米国金融市場の混乱だった。複雑に絡み合う石油と金融の危険な構図。その実態を知り尽くしたプロが解説する。

目次

第1章 石油とは何か―原油と製品、需給の基礎知識(石油とは何か;原油の種類 ほか)
第2章 製品はどうつくられるのか―原油の精製(原油は製油所で処理される)
第3章 どのように売買されるのか―原油市場の変遷と現状(原油価格の決まり方―歴史的背景;世界の原油市場 ほか)
第4章 原油に投資する金融プレイヤー―先物市場の構造(先物取引とは何か;代表的な先物市場 ほか)
第5章 価格はどう決まるのか―地政学的要因と需給の動向(地政学的要因とは何か;需給問題(原油の需給バランス、精製設備)と先物市場 ほか)

著者等紹介

藤澤治[フジサワオサム]
オイル・エコノミスト(FEアソシエイツ代表)。1943年東京生まれ。1965年一橋大学経済学部卒業。シェル石油入社。1972年マサチューセッツ工科大学、スローンスクールにて経営学修士取得。1980‐82年、ロンドンのシェル石油本社勤務。1991年昭和シェル石油退社。サウジ・ペトロリアム・リミテッド副支社長(サウジ・アラムコの100%子会社)原油評価、オイル・アナリストとして日本の石油会社、オイルメジャー、産油国国営会社に合計43年間勤務。2008年3月退社。FEアソシエイツ設立代表及びファクツ・グローバル・エネルギー社(米国のオイルコンサルタント会社)の特別研究員

吉田健一郎[ヨシダケンイチロウ]
みずほ総合研究所株式会社調査本部経済調査部シニアエコノミスト。1972年東京生まれ。1996年一橋大学商学部商学科卒業、(株)富士銀行入社。1998年~同国際資金為替部為替対顧客ディーラー。2002年4月~みずほ銀行市場営業部為替対顧客ディーラー、2004年4月~みずほ総合研究所(株)調査本部経済調査部主に為替相場、原油相場を担当。2008年4月~みずほ総合研究所(株)調査本部市場調査部、2008年9月~みずほ総合研究所(株)調査本部経済調査部ロンドン出張所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

奈良 楓

8
【とても良かった】・ 2008年刊。原油の値段が激しい下がり方をしている今読んでみました。 ・ 原油の性状から原油を取り巻く業界事情、マーケットまで広く抑えた良書。改訂版が出てほしい。専門書寄りの内容です。2020/04/11

奈良 楓

2
ファンダメンタル派と金融コモディティ派の違う立場の人が原油について語る、というのはとても面白いです。原油市場についてかなりの詳しさで書いていますが、値決めのあたりは難しすぎて理解できなかったです。別の本で勉強して再挑戦したいです。2015/06/17

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