内容説明
世界の多様な広告が映し出した異文化とコミュニケーションを読み解くための本。激しく競い合う広告の戦いの中に見えてくる各国の特有の文化特性、社会背景、そして企業戦略。豊かなアイデアと大胆奇抜な広告戦略の考え抜かれた知恵が、いかなる事情から生まれてきたのか?世界の注目に値するキャンペーン、商品、ブランドの広告をとり上げ、広告ビジネスのダイナミックな変転、広告の作り手たちの葛藤、といった実像を広告クリエーティブの側からの視点でとらえています。
目次
第1章 私の選んだ海外の広告(トップと広告;変化の時代の原点返り ほか)
第2章 たたかう世界の広告(世界の広告賞の傾向を探る―広告賞の国際化が進む;プロボノ・パブリコの精神が広告を変える ほか)
第3章 世界の広告を読む(民族独立の訴え―東ティモール;クルマの性能実験!?―オランダ ほか)
第4章 海外の広告に見る日本語(ベースボール・スピリッツと漢字;フジヤマ、そして経済大国・日本 ほか)
著者等紹介
相沢秀一[アイザワヒデカズ]
1940年生まれ。1964年早稲田大学第一文学部卒業。同年電通入社。国際クリエーティブ局クリエーティブ・ディレクター、クリエーティブ統括局資料開発部長などを歴任。現在、東京経済大学非常勤講師。日本広告学会、日本映像学会会員。著書に『あの国この国、こんな広告―クリエーティブ面白譚』(1985 電通)、共著に『アートディレクター入門』(1996 電通)など
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