目次
1 技術と人間(技術に向かう基本姿勢;技術、そして工学倫理;技術史に学ぶ技術への姿勢 ほか)
2 情報技術の人間学(情報技術発展への道;現代、そして将来の社会生活を支える情報通信技術;コミュニケーション空間の源流―ヒトはコミュニケーションの世界へ ほか)
3 コンテンツ、そして技術(コンテンツの発展;コンテンツ問題の背景にあるもの;コンテンツ保護への道 ほか)
著者等紹介
笠原正雄[カサハラマサオ]
昭和40年大阪大学大学院博士課程修了。工学博士。昭和40年より大阪大学工学部助手。助教授。昭和62年より京都工芸繊維大学工芸学部教授。この間、米国ベル電話研究所研究員、大阪大学工学部教授(併任)歴任。平成12年より京都工芸繊維大学名誉教授。大阪学院大学情報学部教授。平成16年より中央大学大学院客員教授。電子情報通信学会より稲田賞、論文賞、著述賞、業績賞、小林記念特別賞、功績賞受賞。情報理論とその応用学会会長、電子情報通信学会基礎・境界ソサイエティ会長、米国IEEE、SIT日本支部長、電子情報通信学会基礎・境界ソサイエティ編集長、日本セキュリティマネジメント学会理事等歴任。現在、日本工学アカデミー会員、IEEEライフ・フェロー、電子情報通信学会フェロー、電子情報通信学会名誉員、情報理論とその応用学会名誉員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tolucky1962
10
著者の笠原先生は誤り訂正や暗号セキュリティといった符号理論の専門家で知られる。ご本人のHPから今では文化・教育分野でも活躍されている様子。人と実体の間にあるシンボルについての考察が興味深い。幼児期に実体に近すぎるシンボルを与えると抽象化能力や感性を磨けないと、赤ちゃんに長時間TVを見せる事に警鐘。一対多メディアがヒーローを生むという観点も面白い。切り口としの間:時間・空間・人間=いつでも・どこでも・誰とでも良いと思う。もとは工学系の先生ですが、自由に幅広く研究されている様子がうかがわれます。2016/04/01
こぎつね
0
教養の分野の本で、情報の専門書ではない。研究書の体裁のようで参考文献は各章ごとについてる。よく古代哲学や歴史を引き合いに出すので、ハッタリをきかせたい人におすすめ。どうも人の精神世界に観念的・記号論的にとらえていて、身体性を通して知能をみる最近の潮流からは古く見えてしまい、 あまり熱中できなかった。2012/12/01
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