内容説明
本書は、誤り訂正符号あるいは誤り検出符号を中心として、それに最近の符号理論におけるいくつかの重要な論題をあわせて記述したものである。対象としては主として大学院修士課程の学生を考え、したがってなるべく基礎的な事項に重点を置き記述している。しかし実際に符号理論の応用を目的とする研究者ならびに技術者にも直接役立ち得るように、豊富に図や表を挿入し、説明が難解にならないようにしている。
目次
誤り検出および訂正の原理
線形符号
非二元線形符号とガロア体
符号の限界式と符号の例
巡回符号
BCH符号
多数決素子復号法による符号
バースト誤り訂正符号
たたみ込み符号(しきい値復号法;逐次復号法;ビット誤り率と距離構造)
多元符号化法
非線形符号
二次元符号
直交符号
鋭い相関関数をもつ系列
同期用符号
著者等紹介
宮川洋[ミヤカワヒロシ]
元東京大学工学部電気工学科教授。昭和60年10月18日逝去
岩垂好裕[イワダレヨシヒロ]
多摩大学大学院経営情報学研究科教授
今井秀樹[イマイヒデキ]
東京大学生産技術研究所教授
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