内容説明
漢和辞典の編者長澤規矩也博士の晩年に、その養女となり博士を記念して名づけた第一歌集『書誌学序説』に、既に、師・石本隆一氏より「情を込め一心に身辺をみつめているうち、やがて深いものが姿を現す、それを丁寧に掬いあげり作法」と評されて以来二十年、現在「氷原」発行人を務める著者の、ゆたかな感性と切れ味のよい表現による第四歌集。
目次
韋駄天走り
東坡肉
高速道路
ふっくりと
豆ごはん
水銀色の
白粥
大夕焼け
打って変わって
大つごもり〔ほか〕
著者等紹介
長澤ちづ[ナガサワチズ]
昭和21年、長崎県佐世保市に生まれる。昭和52年、氷原短歌会入会。石本隆一に師事。昭和58年、第六回氷原賞受賞。NHK学園講師。現代歌人協会・日本歌人クラブ・神奈川県歌人会・鎌倉歌壇各会員。現代短歌「湘の会」事務局。現在、結社誌「氷原」の発行人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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