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内容説明
寺島信義とジョン・ティフィンは、通信工学とコミュニケーション学の専門家という立場で、理想のコミュニケーション環境の実現に向けて、ほぼ10年にわたって共同研究を進めてきた。このなかで、寺島信義が技術的視点からハイパーリアリティの概念構築を行い、ジョン・ティフィンが社会的、人文学的視点からその概念の意味付けを行った。このコアの概念を中核に据えて、世界の第一線で活躍している専門家がそれぞれの視点から、この概念の可能性についてそれぞれの見解をまとめたのが本書である。
目次
第1章 ハイパーリアリティの定義と主要技術
第2章 ハイパーリアリティ・パラダイム
第3章 ハイパービジョン
第4章 バーチャルヒューマン
第5章 ハイパーリアリティにおける人工生命
第6章 ハイパー通訳
第7章 ハイパークラス
第8章 ハイパーレジャー
第9章 ハイパー新世紀
著者等紹介
ティフィン,ジョン[ティフィン,ジョン][Tiffin,John]
ビクトリア大学(ヴェリントン校)コミュニケーション学科名誉教授。ハイスクール校長(エチオピア)、テレビ・プロデューサー(ブラジル)、会社代表者(アメリカ、ワシントンDC)、ソフトウェア会社研究部長(ニュージーランド)等を歴任後、1985年Victoria University of Wellington(VUW)デービッド・ビーティー、コミュニケーション学科教授就任。ニュージーランドで初めてのコミュニケーション学科設立に寄与する。1997年退官後、世界各国の教育者のイニシヤティブによるGlobal Virtual University(GVU)を結成。GVU創設学長。GVUを通じて未来を担うグローバルな人材を育てることを目的に、インターネットによる最先端の遠隔教育の提供を目指す。学術博士
寺島信義[テラシマノブヨシ]
早稲田大学教授・早稲田大学大学院国際情報通信研究科委員長。1991年から96年までATR通信システム研究所社長。主に、臨場感通信、通信ソフトウェアなど知的通信システムの研究に従事。1995年未来の通信ともいうべきハイパーリアリティの新概念を提案。この有効性を実証するため、遠隔教育への応用を目的としたハイパークラスを試作して、Victoria University(New Zealand)とOpen Learning Network(Australia)と連携して、共同実験を行っている。2000年12月に3地点をインターネットで接続した共同実験に初めて成功した。2001年8月早稲田大学で、IEEE主催の国際会議International Conference on Multimedia and Exposition2001の会議議長として活躍。ハイパーリアリティの実現に情熱を燃やす。工学博士
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