目次
第1章 少年文学再考―その可能性を探る(少年文学の特質;少年文学の歴史;大衆的児童文学と芸術的児童文学;『少年倶楽部』と『少年クラブ』の特長;少年文学の興隆から衰退へ;少年文学再生の可能性)
第2章 傑作を生んだ作家たち―『少年クラブ』の栄光(『チャア公四分の一代記』「チャア公」に込めた理想の少年(サトウ・ハチロー)
『大迷宮』みなぎる恐怖と戦慄(横溝正史)
『魔女の洞窟』ふしぎな洞窟をめざす列島縦断(久米元一)
『緑の金字塔』はるかな異郷にのぞむ金字塔)
第3章 再現された世界の名作―“世界名作全集”の魅力(『ロビンソン漂流記』孤島で生きぬいた不屈の魂(デフォー)
『宝島』一攫千金を夢見る男たちの闘い(スティーヴンソン)
『巌窟王』未曾有の体験をくぐった超人の怨念(デュマ)
『ああ無情』動乱期に揺れ動いた人間のドラマ(ユゴー))
著者等紹介
想田正[ソウダタダシ]
1944(昭和19)年生まれ。法政大学文学部卒業。出版社勤務を経てフリーの編集者、著述業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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