目次
京都の耳鼻塚について(文禄・慶長の役が残した耳鼻塚;なぜ耳・鼻をそぎ落すような残酷な事が行われたのか;「戦果のしるし」としての耳・鼻を示す請取状;京都の耳鼻塚を見て嘆き、怒り、慟哭した朝鮮通信使;京都の耳鼻塚の撤去を百年前に進言した米国大使夫妻;明治政府に再評価された豊臣秀吉の朝鮮出兵;提言―日本人の手による耳鼻塚の鎮魂・供養のすすめ)
特別寄稿(私が「京都から世界に平和を広める会」をつくろうと決心した理由;京都の耳鼻塚の慰霊式に携わって;金文吉先生の「魂の叫び」に共鳴する;豊臣秀吉の朝鮮出兵で戦った武将たちの子孫が願う日韓の和解;まつろわぬ者たちの鎮魂・慰霊を正しく行えない日本は「真の日本」なのか?;日韓・日朝友好と世界平和―京都市東山区所在の耳鼻塚の慰霊に寄せて)
著者等紹介
金文吉[キンブンキチ]
釜山外国語大学名誉教授。韓日文化研究所所長。1945年7月生。1979年3月京都大学文学部研究生。1988年3月神戸大学大学院日本文化学科卒業・哲学博士。1997年京都大学文学部外国人招へい教授。2001年3月京都国際日本文化研究所外国人教授。2003年3月釜山外国語大学東洋科大学長。2010年~現在韓日日本文化研究所所長
天木直人[アマキナオト]
元駐レバノン日本国特命全権大使、外交評論家、文筆家。1947年7月生。1969年京都大学法学部中退。外務省入省。在マレーシア、豪州、カナダの日本大使館公使、在デトロイト日本国総領事を経て2001年から在駐レバノン日本国特命全権大使。2003年8月米国のイラク攻撃に反対して外務省を依願免職。以降外交評論、作家活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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