内容説明
大新聞社の経営者たちは、ジャーナリズムを謳いながら、時代錯誤の過保護の下で安住、放恣な日々を謳歌。生き残りへの発想は貧困で安直。新聞業界の懲りない面々の生態を活写する。
著者等紹介
大塚將司[オオツカショウジ]
作家、評論家。1950年11月、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、1975年4月、日本経済新聞社に入社。95年3月の「三菱銀行・東京銀行の合併」のスクープで、同年度新聞協会賞受賞した。ベンチャー市場部長時代の2003年1月に日経新聞で私物化の限りを尽くした鶴田卓彦社長(当時)の解任を株主総会に提案、裁判闘争になるも、04年12月には和解で終結、会社側が懲戒解雇を撤回。日本経済研究センター主任研究員として復職、10年11月定年退職した。04年7月、ダイヤモンド経済小説大賞受賞作『謀略銀行』を出版し、経済小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yunemo
14
ほんとに大塚將司氏の著書なの。ひどく無残に思えて仕方がありません。内容的には、「だら幹」たちの、一種の暴露本と考えていいのでしょうが。がっかり感、失望感だけが先走り。表向き人口減への対抗策として、それにしても、「3つのN」と「2つのS」で人選とは。これがあり得る現実だったら、さすがに真っ当なフィクションの世界と念じて。でも、この業界ってどう変遷していくのでしょう。情報を発信する機能は絶対に不可欠、その媒体が大きく変化していくことは、今まさに起こっていること。世論への醸成の分野としての機能は、どうでしょう?2016/01/10
チェアー
2
こんなに新聞業界は腐った人たちがいまっせ、というだけの本。まったく深みがなくて、新聞協会賞記者の大塚さんの名前が泣きます。残念。2016/01/17
kaio
0
☆1/52016/12/06
Hiroki
0
文京区立図書館 ★わざわざ文京区までハズレを引きに行ってしまった2019/08/09