内容説明
物価というのは、所得とならんで、我々の生活の最も身近な経済指標である。米価から総理大臣の給与まで、近代日本百年余の物価の推移がひと目でわかる。
目次
総論
米価の変遷
穀類・豆類主要加工品
生鮮野菜・果物と加工品
畜産物と加工品
海産物と加工品
調味料
嗜好品の世界
外食・調理品
和菓子・洋菓子
繊維製品
男性の衣料品
女性の衣料品
和服・反物・寝具類・履物
地価・地代・家賃
家庭電化製品
耐久消費財・家庭日用品
保健・医療・化粧品
教育費
学用品・文具類・スポーツ用品
公共料金・生活サービス料金
教養・娯楽・旅行
交通機関・ホテル宿泊料
オートバイと自動車の100年史
報酬・家賃・資産
日本の140年概観
著者等紹介
森永卓郎[モリナガタクロウ]
経済アナリスト、独協大学経済学部教授。1957年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。日本専売公社、日本経済研究センター、経済企画庁総合計画局を経て(株)UFJ総合研究所経済社会政策部・部長兼主席研究員、2007年4月より現職。生活経済の視点から物価と社会状況を考察して提言、マクロ経済への論及を展開する。テレビ番組のニュースコメンテータ、ラジオのパーソナリティとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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梟をめぐる読書
5
事典を気ままに引くのは楽しい。まず気になるのは本の値段ということで「教養・娯楽・旅行」の章を引いてみると、1927年の創刊当時で岩波文庫の「こころ」の値段は40銭。一方、同じ時代の都内の喫茶店のコーヒーの値段は5~10銭(一般物価)となっており、コーヒー一杯=文庫一冊で価格が釣り合ったのが87年頃からだと初めて知る。では文庫本を買って、帰りに「中村屋のカリー」でカレーと一緒にコーヒーを注文すると全部で幾らだったのか…と想像はついつい明後日の方向へ。目次を見ると、なぜかコンド-ムの物価まで。秘蔵したい一冊。2012/12/03
ぽな
1
文句なしにおもしろぃ非連続型てきすと。2014/01/08
双海(ふたみ)
0
ゼミで参考にしました。2013/08/02