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内容説明
「好色日本人」はこうして作られた。売買春の戦後史を豊富な資料で検証する。
目次
序章 十歳の個人的事情
第1章 救国と国辱の間―RAAと米兵
第2章 米兵戦いに勝ち、性病に敗れる
第3章 赤線青線白線のあるカオス
第4章 風紀かカネか、悩む日本
第5章 必要悪から社会悪へ―売春防止法の成立
第6章 売春防止法の抜け穴ぶり
第7章 国際交流と売買春
第8章 じゃぱゆき・援交―拝金日本の末路
終章 失ったものは何か
著者等紹介
白川充[シラカワミツル]
1935(昭和10)年生まれ。明治学院大・英文学科卒。講談社で週刊誌、月刊誌、文芸書、文庫の編集に携わったのち退職。雑学倶楽部、日本顔学会、にんげん史研究会に所属。別名朝海猛(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
34
トリビア読書の一つ。パラパラ、流し読みとは言え、所々に挿入されている統計や画像が面白い。2012/09/22
1
性風俗は多分に俗的なので中々流れがわからずに居た。特に、文化として当然存在していた戦前の頃からの変遷が分からず。芸者芸姑なんて、一部京都とかで残ってくらいで大半は壊滅ですよね(と思ったら新橋、大森でも残ってるらしい)。この本は数少ない戦後の通史で、その点よいのだが、しかし著者の感想(大体批判)が一々挟まれていて読むのがしんどかった。暴力団がアメリカに目をつけられている理由の一つが「人身売買」で、なんで?となっていたがようやく理解した。個人間の自由な売春と強制的な売春の線引は困難だ。2025/06/16
耄碌先生
0
★★★☆☆65点2022/03/19