内容説明
横浜中華街店主銃殺・強奪、地下鉄駅員銃撃・殺人未遂。孤児、浮浪生活、感化院、少年院、刑務所…。束の間の平安、妻子も得たが再び転落。ついに究極の罪を犯してしまう。
目次
序章 死刑求刑
第1章 孤児悲歌
第2章 罪の原風景
第3章 仮寝の獄舎
第4章 才覚に生きた日々―出会いと決別
第5章 再びの春と秋―娘の誕生と屋台村繁盛記
第6章 ちぎれた絆
終章 さらば我が人生
著者等紹介
熊谷徳久[クマガイトクヒサ]
昭和13年(1938)鹿児島県枕崎市に私生児として出生。母は出奔、父は自宅に放火して自殺。伯父に引き取られる。昭和20年枕崎の空襲を機に家出、浮浪児の群れに入る。枕崎から門司へと放浪。以後窃盗で、養護施設、感化院、少年院を転々とする。昭和34年以降何度も刑務所に服役する。昭和44年出所。更生を決意する。昭和45年拠点を中華街に移す。昭和47年頃スロットマシンの設置で大きく稼ぐ。昭和48年台湾人女性と結婚、中華街でスナックを経営する。昭和53年強盗傷人で服役(懲役5年)。昭和57年服役中に離婚。昭和60年出所後、さまざまな商売を成功させる。とりわけ、中華饅頭の街頭販売が大ヒットする。昭和62年日本女性と結婚、娘誕生。平成3年代々木公園の中華屋台がテレビの取材を受けて人気急上昇。平成7年日本女性と離婚。平成14年キヨスク襲撃を思い立ち、運搬用の自動車を盗み服役(1年2ヵ月)。平成16年4月出所し、次々に犯行を重ねる。同年6月ついに中華街店主を銃撃殺人。次いで3日後、渋谷駅で地下鉄駅員銃撃殺人未遂。平成16年6月26日警視庁に出頭。平成18年論告求刑で死刑求刑。同年4月東京地裁で無期懲役の判決。同年4月東京地検が控訴。平成18年11月現在、高裁で審理中
菅野国春[カンノクニハル]
1935年、岩手県に生まれる。編集者、週刊誌記者、ルポライターを経て作家へ。社会的な題材の作品が多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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