内容説明
いまこそ優れた民族の資質に誇りを持とう。徹底した論理と明晰な理念で、混迷を深める祖国の政治・文化の衰退と退廃を撃つ。
目次
第1章 国家とはなにか―転換期の世界
第2章 教育の危機―アイデンティティークライシス
第3章 故郷喪失者の日本人―日本文化の伝統と美
第4章 精神文化の崩壊―人間生活の秩序と倫理
第5章 日本人にとって宗教とはなにか―病者の自覚
第6章 二一世紀の精神文明を問う―仏教哲理に近づく先端科学
第7章 戦後日本の悲劇―父性の死
第8章 日本人の原像―無常観と死生観
第9章 市民兵はかく散った―戦争と兵士たちの死
著者等紹介
高瀬広居[タカセヒロイ]
評論家、拓殖大学客員教授、講話塾「疏石会」主宰。1927年、東京・浄土宗寺院に生まれ、43年に僧侶の資格を取得、法号は「自照庵疏石」。早稲田大学文学部卒業後、NHKプロデューサーを経て、ニュースキャスター、ラジオ関東(現・ラジオ日本)常務取締役、放送批評懇談会理事長、拓殖大学理事などを歴任。他方、友松円諦師に師事し、原始仏典を学ぶ。講演や評論活動、テレビ東京系列「レディス4」月末対談で活躍。執筆活動等で日本経済新聞経済図書文化賞、サントリー学芸賞、芸術祭賞などを受賞
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