内容説明
昭和30~50年代、渓流は輝いていた。無垢の渓流に人の手が入り、変貌していったのも昭和だった。その渓流が教えてくれたこと、その渓流に対してできること。渓流釣りをこよなく愛する著者が次代に贈る昔語り。
目次
過去よりも未来を(ある年の瀬に思うこと)
Thank you Mercuro(赤いリリーの思い出)
男川と女川(上越・西頚城)
奇祭「霜月祭」を見る(伊那谷の秘境・遠山郷)
回想記・和賀川のヤマメ(去年の渓は明日甦らなくてもいい)
入漁券不携帯(三河・寒狭川のこと)
望郷の江差追分節だったが…(祖母や父母、叔父たちへの思慕)
庄内小国川事情(山形県庄内浜・小国川)
おしん効果の丹生川(朱・丹・朧で飾った美姿山女魚)
嘆きの老人ホーム(越中・小川のこと)〔ほか〕
著者等紹介
佐々木一男[ササキカズオ]
1923年、北海道生まれ。戦後東京に住む。釣りは渓流一筋。昭和32年、東京渓流釣人倶楽部を創立。日本渓流釣連盟の創立にも参加。現会長。東京都西東京市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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