内容説明
穏やかな時間の流れに支配される、山の暮らし。ゼンマイ採り、炭焼き、サンショウウオ採り、ウルシ掻き…。厳しく、美しい日本の山を仕事の場と選び、そこに暮らす19の物語り。
目次
只見のゼンマイ採り―菅家喜与一
南会津の峠の茶屋―中村源治
川内の山中、たったひとりの町内会長―渡辺慶作
桧枝岐の山椒魚採り―星寛
足尾・奈良のシカ撃ち―井上盛次
只見奥山、夫婦径―佐藤恒作
奥利根の山守り―高柳盛芳
会津奥山の蜂飼い―松本雄鳳
仙人池ヒュッテの女主人―志鷹静代
桧枝岐の雪が極めたワカン作り―平野茂
越後山中に白炭を焼く暮らし―大津勝雄
谷川岳・遭難救助に捧げた半生―馬場保男
尾瀬・冬物語―谷川洋一
森のひとの、夢を育むヒメサユリの花―月田礼次郎
岩手・浄法寺町の漆掻き―佐藤春雄
朝日・飯豊の山々とともに生きる―関英俊
西上州、猟ひと筋の人生―二階堂久蔵
さすらいの果てに黒部に還る―志水哲也
秩父の天然水に魅せられた半生―阿佐美哲男
著者等紹介
高桑信一[タカクワシンイチ]
1949年、秋田県男鹿市生まれ。十代から登山をはじめ、海外の高峰にも足を延ばすが、いつしか日本の風土に還る。奥利根越後沢尾根冬季初登、剱沢大滝完登などの山歴を持つが、この国の原風景に出会う山旅をこよなく愛する。夏は沢登り、冬は雪稜登高を好み、奥利根や会越国境、下田・川内など、原始の姿をとどめる山域に精通する。古道や消えゆく山里の暮らしを追ったルポを、山岳関係の雑誌などに執筆する。2002年から「ろうまん山房」を設立し、フリーランスのライター、カメラマン、山岳ガイドを本業とする。浦和浪漫山岳会会員。埼玉県杉戸町在住
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感想・レビュー
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つちのこ
hitsuji023
イカカイガカ
沼田のに
ressenti-man