内容説明
なぜ、川から魚が消えたのか―闘う女から、闘いを忘れた男たちへの最後の警告。
目次
ダム排砂が海を殺す―黒部川
“最後の清流”にまでダムはいらない―紀伊丹生川
天然アユをとりもどせ―日高川
絶対反対、貫け漁協!―川辺川
“最後の清流”をよみがえらせる―四万十川
川は誰のものか―物部川
ヨーロッパで進む“川の再自然化”
“暴れ天竜”は憤死寸前―天竜川
知事を変えた漁業組合―大芦川
ダム乱造に待った!田中康夫知事が目指すしなやかな行政
次は、長良川のゲートをあけるぞ―長良川
“命の水”は命を懸けて守る―筑後川
釣り人は何をなすべきか
公共事業は変わるか
著者等紹介
天野礼子[アマノレイコ]
アウトドアライター。1953年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業。19歳より釣り竿を持ち、内外の川、湖、海を歩く。26歳より開高健を文学の師としてあおぎ、「日本初の女性アウトドアライター」として生きることを勧められる。1988年に最後の自然河川、長良川にできる河口堰の反対運動を起こし、“日本の川のジャンヌダルク”と称される。「公共事業チェックを求めるNGOの会」(402団体)の代表も務めている
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