内容説明
タイ・バンコックのとある古書店で偶然手に取った1冊のガイドブック。そこに載っていた50~90キロにもなる『神の魚・サハール』に魅せられた男を待っていたのは、ネパールの圧倒的な大自然と心優しき人々だった。
目次
第1章 怪物の幻影(PASSAGE TO NEPAL;お釈迦さまの末裔 ほか)
第2章 ダイとバイ(再会;ベグナス・タル ほか)
第3章 キャッツ&ドッグス(老竿;引き取り手のないプレゼント ほか)
第4章 冷水大河(疾走タライ平野;怪獣グウォーズ ほか)
終章 緑の深淵(捲土重来;珍魚ボラ ほか)
著者等紹介
小林龍彦[コバヤシタツヒコ]
1998年度JTB旅行記賞受賞。以降、2001年までハービス旅のフォト&エッセイ賞など、エッセイで入賞10数回。1959年、東京都生まれ。小学2年生頃より釣りに熱中。多摩川べりに足繁く通う。1981年、私立法政大学中退後、フランス料理のシェフを志して渡仏するも挫折。釣り竿を抱えてヨーロッパ11カ国を放浪の後、帰国。1983年、渡米。4年後マンハッタンにレストラン『源氏』開業。10年間経営のかたわら、ツナ、ストライプトバス、ブルーフィッシュなどの大物からトラウトに至るまで、アメリカ東部地区を中心に多数釣行。1996年、事業売却。帰国。その翌年、釣り竿とともに中国、ベトナム、カンボジア、タイ、インド、ネパールを半年間漂流。初めて未知の大魚サハール(Masheer)の存在を知り、魅せられる。1998年、さらなる大物を求めてネパール入国。1999年、大河産のサハールをターゲットに3度ネパールに飛ぶ。神奈川県横浜市在住
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