内容説明
北海道の尻別川から、九州の緑川まで、著者が一期一会の川と呼んだ、無名に近い川を釣り歩き、釣り歩くなかから、日本の自然と魚たちに対する。きびしい現実を見すえ、未来への展望を語りつぐ、すぐれた紀行文集の傑作。
目次
尻別川―鮭と無縁の川を歩いてみたい
志戸前川―山毛欅に囲まれたイワナ釣り
薬師川―歴史と文明のはざまで
鼠ケ関川―混合林、雑木林に魅せられて
黒谷川―木造民家への憧れとヤマメ
鱒沢川―自然讃歌に対する苛立ち
芦川―甲府盆地に「桃源郷」の夢を求めて
小矢部川―都市と自然との共生を考える
跡津川―山間の風に魅せられつづけて
小八賀川―自然のヤマメを失いたくない〔ほか〕
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