内容説明
昭和17年12月24日夜、ガダルカナル島の米軍ヘンダーソン基地が、突然、何者かに大爆破された。米軍第一海兵師団指揮官のアレキサンダー・A・バンデクリフト少将は、クリスマスイヴのこの夜、聞き慣れない爆音に気づき、耳をそばだてた途端に轟音の渦に巻き込まれ、体を吹き飛ばされていた。夜間奇襲を仕掛けてきたのは、日本の機動戦隊か。まさか、敵艦隊ははるか北の海上にいるはず。となると、ジャングルに潜む日本兵のバンザイ攻撃か。しかし、米軍を恐怖のどん底に陥れたこの夜の奇襲こそが、山本五十六が発した影なき戦隊・鷹木の率いる幻の奇襲群団の最初の攻撃だったのである。
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