出版社内容情報
「分身」をキー・ワードに、文学・美術・舞踏・映画・音楽etc...を縦横に論じる、未曾有の評論集!記憶のなかの自分、存在のイマージュ、時間と反時間、表層の破れとしての身体、光と闇、思考の無能性、書かれたもののクォーク、そして生と死……。「分身」をキー・ワードに、文学・美術・舞踏・映画・音楽etc...を縦横に論じる、未曾有の評論集!
はじめに
分身とは何か 序にかえて
1 言葉、分身
誰でもない人 異名としてのフェルナンド・ペソアを讃える
正午を探す街角
ニーチェの狂気?
ドクロマクラ 夢野久作『ドグラ・マグラ』覚書
ジャコメッティとジュネ
舞踏家土方巽を読む
身体から抜け出す身体
天体残酷劇
ベケットあるいは無傷の歳月
デュラス 意志と表象としての愛人
マゾヒスト侯爵サド
坂口安吾 地の塩のヒロポン
文学の泥棒について
2 イマージュ、分身
分身残酷劇「カリガリ博士」趣意書
映画、分身
映画を見に……
ブニュエル雑感
ギー・ドゥボールの映画の余白に
彼は死のうとしている ロラン・バルト
Happy new ear ? ジョン・ケージ
古代様式 デヴィッド・ボウイ
シモーヌのような女性
扉の脅威 Turn them out of DOORS ! 奴らを追い出せ
ビロードのノイズ ルー・リードとヴェルヴェット・アンダーグラウンド
ヴェルヴェット共同体
梟が観た亡霊 寺山修司とアルトー
村八分のふらふら時計
分身がいっぱい 結びにかえて
鈴木創士[スズキソウシ]
1954 年生まれ。フランス文学者、作家、ミュージシャン。著書に、『アントナン・アルトーの帰還』、『中島らも烈伝』、『魔法使いの弟子 批評的エッセイ』、『サブ・ローザ 書物不良談義』、『ひとりっきりの戦争機械』、『ザ・中島らも』など。訳書にジュリア・クリステヴァ『記号の横断』、エドモン・ジャベス『問いの書』、『ユーケルの書』、『書物への回帰』、フィリップ・ソレルス『女たち』、『サ
ド侯爵の幻の手紙』、アラン・バディウ『ドゥルーズ──存在の喧騒』、アントナン・アルトー『ロデーズからの手紙 アントナン・アルトー著作集?』、ジャベス『歓待の書』、ジョルジュ・バタイユ他『無頭人』、ベルナール・ラマルシュ= ヴァデル『すべては壊れる』、アルトー『神の裁きと訣別するため』、『アルトー後期集成3』、ジル・ドゥルーズ『無人島』、『狂人の二つの体制』、ジャン・ジュネ『花のノートルダム』、アルチュール・ランボー『ランボー全詩集』、アルトー『ヘリオガバルスあるいは戴冠せるアナーキスト』など。
内容説明
記憶のなかの自分、存在のイマージュ、時間と反時間、表層の破れとしての身体、光と闇、思考の無能性、書かれたもののクォーク、そして生と死…。「分身」をキー・ワードに、文学・美術・舞踏・映画・音楽etc…を縦横に論じる、未曾有の評論集!
目次
1 言葉、分身(誰でもない人―異名としてのフェルナンド・ペソアを讃える;正午を探す街角;ニーチェの狂気?;ドクロマクラ―夢野久作『ドグラ・マグラ』覚書;ジャコメッティとジュネ ほか)
2 イマージュ、分身(分身残酷劇「カリガリ博士」趣意書;映画、分身;映画を見に…;ブニュエル雑感;ギー・ドゥボールの映画の余白に ほか)
著者等紹介
鈴木創士[スズキソウシ]
1954年生まれ。フランス文学者、作家、ミュージシャン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
₭€₦ ㉿θЇ¢ħɨ฿ᾶr₳
はすのこ
保山ひャン