内容説明
古代中国の大古典「四書」のひとつで、孔子とその弟子たちの言行を収録したもの。古い道徳主義のイメージをもつ人もあろうが、人間として守るべきまた行うべき、しごく当り前のことが簡潔な言葉で記されている。長年にわたって親しまれてきた岩波文庫版『論語』がさらに読みやすくなった改訂新版。
目次
学而第一
為政第二
八〓第三
里仁第四
公冶長第五
雍也第六
述而第七
泰伯第八
子罕第九
郷党第十
先進第十一
顔淵第十二
子路第十三
憲問第十四
衛霊工第十五
季氏第十六
陽貨第十七
微子第十八
子張第十九
堯曰第二十
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花々
9
読みやすい新装版!の言葉につられ数年前に購入しちびちび読んでいました。文字も大きく、漢文の後に和訳があるので、この漢字がこれを表しているんだな、となんとなくですが意味が取りやすいです。孔子先生の体験や人間観察の賜物の心に響く言葉が多く為になりますが、これはちょっと、、というものもありました。ときどき読み返し、もっと深く理解できたらと思います。2018/08/05
つばめ
5
江戸時代以降、特に武士の家では今の小学生ほどの年齢から、論語を含めた四書五経を素読していたというのだから驚きます。このような教えを、一度読んで身にできる人は、なかなかいないでしょう。何度も何度も読み込んで、諳んじれるほど自身の血肉となった時に初めて、『あぁ、そういうことか』と、ふと湧き出てくるものであると思います。大学と中庸を読み、また論語を読み返してみたいです。(読み込みたい方は、文庫版より、こちらのワイド版がお勧めです。)2014/02/07
gollum
5
五十歳を過ぎこれを読み終えると、ぐさぐさとこたえることばがたくさんある。孔子の顔回への異常なひいきと子路いぢめにはあきれるが、おこられてもおこられても先生になついている子路はなんかいじらしくてかわいい。垣間見える巫儒の呪縛や、隠者たちや陽虎との確執も興味深い。2009/07/19
さきん
4
昔の子供はよくこれを暗記できるものだと感心した。すべて孔子の思想、見方がすばらしいわけではないが、読まなければならない一冊ではあろう。2015/07/11
とぶとり
3
長年の積読本を解消。現代文訳が読みやすくてよかった。全体的に人物評が多い。今も昔も人からの評価は気になるものらしい。2009/10/23
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