内容説明
渡辺淳一著『失楽園』および松竹映画『ABESADA』を理解するためのサブテキスト。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
傘緑
13
「男に惚れたあまり、今度の私がやったようなことをしようと思う女は、世間にいるに違いないのですが、ただしないだけのことだと思います」 編集部のまえがきの「渡辺淳一『失楽園』のサブテキスト」なる言葉を颯爽と無視して『愛のコリーダ』の原典として読んだ(これはミルトンの分!これは勘違いされて苦しんだ人たちの分だ!)ちなみに阿部定さんは事件の熱から冷めると「…殺しても石田(被害者)のものを取ったり、シャツを着たりしなければ良かった…今ではなるべく石田のことを忘れようと骨折っております…」いくらなんでもあんまりですw2016/09/10
まこっちゃん
0
村山由佳さんの「二人キリ」を読了後、某図書館で見つけ、読了。阿部定の生い立ち、事件に至る状況が本人の供述、あるいは警察の捜査により判明した事実が詳細に記されている。「二人キリ」を再読してみようかな。2024/04/09