内容説明
化学物質にかかわるまったく新しい概念の法律である「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」(PRTR法)が、1999年7月13日に公布された。この法律は、これからの時代のキーワードである「環境」と「情報開示」にとって大きな影響を与える画期的なものである。この法律の仕組みやねらいを広く知ってもらうとともに、それぞれの立場でどのように取り組んでいけばよいのか、また課題や問題点はどこにあるのか、をテーマに神戸環境フォーラムにおいてのシンポジウムの内容を本にした。
目次
「PRTR法の仕組みと課題」
「化学物質のリスクとPRTR」
パネルディスカッション(「市民の立場からみたPRTR法」;「化学物質のユーザーとしてPRTRを考える」;「法律学の立場からみたPRTR法」;「アカウンタビリティとPRTR法」)