内容説明
十九世紀後半から二〇世紀前半にかけて、朝鮮民族に提起された近代化と反侵略・民族独立の課題をめぐり、近代的で豊かな社会を建設しようと、それぞれの立場で力を尽くした人々の簡単な肖像。
目次
第１章 文化人篇（金玉均―近代国家建設を目指し「甲申政変」；朴殷植―「韓国独立運動の血史」を執筆 ほか）
第２章 企業家篇（朴〓淙―生涯を鉄道建設に；兪吉濬―開明的な企業の発展に努力 ほか）
第３章 女性篇（白善行―生きた証には社会のため財産を使おう；金ホランイと李召史―近代女性解放の二条の閃光 ほか）
第４章 芸術家篇（高羲東―近代西洋画家の嚆矢；金観鎬―「夕暮」・朝鮮最初の裸体画 ほか）
第５章 科学者篇（池錫永―西洋種痘法の普及に尽力；元洪九―分断を超え鳥が結ぶ親子の縁 ほか）
著者等紹介
金哲央［キムチョルアン］
１９５３年名古屋大学文学部哲学科卒業。同校大学院修了。１９６１年から朝鮮大学校で哲学、朝鮮哲学史、朝鮮文化史を担当。１９９５年定年退職。共和国の教授、哲学博士。現在、大阪経済法科大学客員教授、この間、朝大の講師および立教大学、津田塾大学、東京都立短大などの講師を歴任した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
