著者等紹介
三枝三七子[ミエダミナコ]
東京造形大学美術1類中退。あとさき塾3期生。知育・お話し絵本を制作するかたわら、挿絵も手がける。また、ノンフィクションでは、『よかたい先生 水俣から世界を見続けた医師 原田正純』(学研教育出版)が2014年の読書感想文全国コンクール課題図書に選定される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
53
水俣病テーマの絵本。ある漁村でおこった悲しい事実を物語にする。読み聞かせ可能。ミナマタでどんなことが起こったのか、とても分かりやすく書かれている。▽「ミナマタからのメッセージ」医師である著者が水俣病と出会い、どう病に取り組んできたかを語る。水俣病関連年表あり。水俣に環境学習に行く前に読み聞かせしたい。2019/01/18
ヒラP@ehon.gohon
19
2011年に出版された絵本が、水俣病患者、支援者の指摘で加筆修正されて、2018年に地湧社から改訂復刻された絵本です。 私自身は水俣病も訴訟についても、同時代的に知ってはいますが、平成生まれの子どもたちにはどれだけ知られているのでしょうか。 新しい年号の未来人には、どのように継承されていくのでしょうか。 この絵本の書かれた意味と、改訂復刻された意味は、水俣を過去に追いやってはいけないという強い思いに基づいていると思います。 2019/01/27
ほんわか・かめ
12
勤務校では、5年生が水俣市まで社会見学に行きます。漁師町で食糧が安定しない地域が企業誘致によって潤う。しかし静かに忍び寄ってくる死の足音。鳥が落ち、魚が浮かび、犬や猫が狂い死ぬ。やがて家族が…。環境は改善されたが、犠牲になった御霊は海の底に沈んでいる。この本は導入にとても良いと思います。〈2018/地湧社〉2025/03/30
チャタママ
4
水俣病が発生する時の周辺住民の様子を描いた絵本。妹が亡くなったり、お父さん、お母さんまで亡くなったりする。水俣病の恐ろしさが分かる本。小学生の頃、水俣病を知りショックを受けた頃を思い出した。2022/12/14
たくさん
4
原因がわからなくて人が死ぬのはどれほど怖いだろう。2019/01/13