内容説明
ワタを種から育て、紡いで糸にし、織るまでの“日本初”完全マニュアル。これで、あなたも自分の服が自給できる!今日の経済格差の問題は、ワタの歴史を追っていくとすべて分かる。食糧の自給だけでなく、衣の自給について考えることで、いのちの経済に目覚めよう。
目次
プロローグ ワタとの出会い―人間らしい生活って何だろう(町工場で考えたこと;ワタのあたたかさにふれて ほか)
1 ワタの話―日本のワタと衣の現状を知る(ワタ栽培に取り組む;農家の蔵に糸車 ほか)
2 ワタが世界を変えた―イギリス産業革命を問い直す(産業革命は綿織物から始まった;社会を変貌させた産業革命 ほか)
3 ワタで世界を変える―ガンジーのチャルカの思想と実践(インドでワタを見つめ直す;ガンジー・アシュラムの暮らし ほか)
エピローグ みんなが豊かに生きるには(人類史の二つの転換点;資本主義と社会主義は同じ穴のムジナだった ほか)
著者等紹介
田畑健[タハタタケシ]
1951年東京都生まれ。’81年、東京の会社を辞め、都内の市民菜園で日本綿の栽培をはじめる。’86年、千葉県鴨川市に移り住み鴨川和棉農園を開く。’87年、インドでマハトマ・ガンジーの「チャルカの思想」に出会い、“衣”を通して生き方全体を考えるようになる。自然卵養鶏、米・野菜作りの他、ワタに関わる道具作りや、糸紡ぎ・手織りのワークショップを開催し、また、絶滅しかけた和棉の種を守る活動を続けた。2013年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yoshie S
ロータス