内容説明
世界各地で３０００万本の木を植えた植物生態学者と超高層ビルの先駆者でありながら伝統技術の再興を促す建築家が驕った人類へ警告を発し、永続的に安心して暮らすための処方箋を出す。
目次
１ 超高層建築から自然との共生を考える（近代合理主義の功罪を問う；自然を感じ取る力を養う ほか）
２ 潜在自然植生こそ自然本来のシステム（生命の掟を見抜く；潜在自然植生という、その土地本来の植生を見抜く ほか）
３ 命をかけて本物を生きる（少年期、青年期の教育が人を育てる；戦場は一瞬一瞬が命がけ ほか）
４ 次世代への伝言（自然の摂理を敬い、従うこと；鎮守の森こそ日本古来の宝物 ほか）
著者等紹介
宮脇昭［ミヤワキアキラ］
１９２８年、岡山県生まれ。１９５２年、広島文理科大学生物学科卒。１９５８年にドイツ国立植生図研究所研究員として渡独、ラインホルト・チュクセン教授に師事し、潜在自然植生の理論を学ぶ。帰国後、全国の植生調査を行ない、日本の潜在自然植生図を完成。横浜国立大学教授、国際生態学会長などを経て、横浜国立大学名誉教授、（財）地球環境戦略研究機関国際生態学センター長。国内各地をはじめ、東南アジア、中国、ブラジルアマゾン、アフリカなどで、精力的に植樹指導を行ない、森づくりに邁進する現場主義の植物生態学者
池田武邦［イケダタケクニ］
１９２４年、静岡県生まれ。１９４０年、海軍兵学校に入校（７２期）。戦後、東京帝国大学第一工学部建築学科に進み、１９４９年卒。建築設計事務所勤務を経て、１９６７年、日本設計事務所（現日本設計）を設立、後に社長、会長を務め、現名誉会長。日本の超高層建築の黎明期を開いたほか、佐世保のハウステンボスを設計するなど、自然を生かした環境都市計画に先鞭をつけた（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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