内容説明
三重県は東西日本の接点に位置し、県下には日本の各時代の歴史を色濃く投影した地域が多い。それだけに実に地域性は多彩であって、「伊勢神宮の所在地」ということを除けば格別のイメージは出てこない。そうしたなかから集落と、それを空間的に組織する交通路の二分野についてフィールドを選定して調査を行ってきたのを、まとめたのが本書である。
目次
自然的環境
歴史的背景(神宮領荘園の分布と地形環境;中世城館分布にみる地域性;御師の活動からみた近世日本の地域性と山田の町;国界変動にみる歴史的背景)
交通路編(交通路の概要とその地域性;伊勢・伊賀両国の古代交通路;伊勢・志摩国駅家考;2つの藩道)
集落編(竃方集落;宿場町島ケ原と石薬師;近世松坂の都市構造;御師と羽書―門前町山田発達の一背景;農村工業の村・丸柱;豊久野の開発と高野尾の発達)
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