内容説明
インカの都、世界の臍。南米ペルー・アンデス山脈に位置する町クスコに暮らして10年。日干しレンガの家に住み、クイの丸焼きに舌鼓、大地の母に感謝を捧げつつチチャ酒に酔う、ありのままの世界遺産のありふれない日々。
目次
1 世界遺産のありふれた日々(土の家の日常生活;現代クスコ電化生活事情 ほか)
2 おいしいクスコ(ジュース天国;日本に醤油があるように ほか)
3 ペルーで暮らすということ(コイマをちょうだい;ペルー政治ジョーク集 ほか)
4 アンデスの山の神様(夜空のリャマ;星のスープ ほか)
著者等紹介
すずきともこ[スズキトモコ]
1969年東京生まれ。フォトエッセイスト、TVコーディネーター、通訳ガイド、オロペンドラ旅行社経営。カリフォルニア大学バークレー校地理学部卒業。コスタリカ、ペルーで語学教師をした後、現在はクスコを拠点とし、環境問題、エコツーリズム、先住民の文化習慣など海外事情をメディアで紹介。日本においてペルーに関する講演活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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syaori
11
世界遺産を見ようとホームスティをして、そのままクスコで暮らすことにした方のエッセイです。最初の家から引っ越すきっかけが日干し煉瓦の壁が洗濯物の重みに耐えかねて崩れたことだったり、その後引っ越した1階の部屋は上の階の重みでドアがゆがんで鍵がかからなくなったりと、想像を絶するエピソードが続きますが、著者はとても楽しそう。現地の友人たちと年越しをしたり、テンジクネズミを頭から食べたり、バイタリティにあふれています。驚くべきことに著者は女性。好奇心と行動力は見習いたいです。名づけ親についての話は勉強になりました。2016/02/06
よきし
1
クスコに暮らすすずきともこさん(通称すずとも)の楽しくも不思議な生活。伝統と魔術と近代と交錯する社会。綺麗事では終わらないアンデス都市クスコの魅力が詰まっています♪