源信さん - 浄土教の祖

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  • サイズ A4判/ページ数 57p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784884839697
  • NDC分類 K188
  • Cコード C0015

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

モリー

59
源信さんと言えば、往生要集、欣求浄土、極楽浄土、浄土宗に繋がる、平安時代・・・・と、中学の歴史の教科書で学んだ知識が芋づる式に出てくるものの、源信さんの生き様や、思想そのものについては無知でした。この本を通して源信さんの人柄に触れ、願いを感じた事でより深く仏の教えを学びたくなりました。「その時老女。法の道。しるもしらぬも。渡べし。極楽へゆく。船の便りに。とよみ直されければ。僧都これをきこしめして。大に驚き給い。さてさて御身は凡人に在まさず。」老女が実は西方浄土の教祖だったというお話が色々な意味で興味深い。

たくさん

1
僧侶というものはかくあるべきと思う事象が多々描かれる。世情や道理に聡く、政治家が得べき道を説き、経営者が慮るような効率を説けるが、野心や欲得を拒否して誰の影響もうけたりしない。今求められる人は高位の僧のような人なのに、宗教は追いやられ、欲得のあるもののみが世を動かし人の上に立つ悲しみ。源信さんの聡さこの逸話こそ、同じことが今に起こってほしいという期待と願いが詰まっています。一日一つの話をゆっくりでもいい。今の時代の多様性や平等意識と日本人の感性が近いのも偉い人による阿弥陀信仰なのかなとも思います。2025/10/08

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