内容説明
本書は、外国人の抱く対日観の数々を集めたものである。在日外国人にインタビューし、多くの新聞や書籍・雑誌を参考にし、遠く外国の教育現場までのぞいてきた。また、子供のときの彼・彼女たちが、どんな間違った、あるいはデフォルメされた対日イメージを植え付けられたのか…その根源となった教科書をも検証してみた。映画も取り上げた。
目次
第1章 世界各国の教科書グラフィティ―外国の子供が教えられた、謎のニッポン
第2章 在日多国籍軍大集合―ガイジンたちの主張「ニッポン人はエイリアン!?」
第3章 分別ゴミからSEXまで―外国人のためのニッポンの掟
第4章 ヤクザからハイテク・ニッポンまで―外国映画に出てくるジャパニストたち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
52
昔の海外教科書に描かれたイラスト中のニッポンは、まさかのパラレルワールドだった! インターネットで即時、情報を入手できる今、果たして改善されたのだろうか。発行から30年近く経っているが、オスマン・サンコンさん、デーブ・スペクターさんのインタビューは、現在とのつながりを感じさせる。しかし、日本に関心のない人は、情報があっても触れずにすませると指摘されているから、日本への理解度は今もどれだけなのか。考えてみると、日本人だって外国をステレオタイプで見ているのではないか。ぼくらをうつす鏡として、本書は役に立つ。2022/11/25
出世八五郎
3
イラストや写真豊富。海外からの視点と海外で扱われた時に表現される日本文化を紹介。
月
2
期待通りな部分もちょっと期待はずれな部分もあったけど、全体的には良かった…と思う(笑)特に、現在も活躍中の方の話とか。2012/03/20