内容説明
日本人の心を育んだ29の教え。寺子屋教育の原点はここにあった。
目次
世の役に立つ人になろう
智恵のある人になろう
お金よりも智恵を残そう
どんどん自分を磨いていこう
毎日学ぶことが一番大事
相手を思いやる心を持とう
勉強のすすめ
覚悟を決めたらやりとげよう
自分から積極的に学ぼう
繰り返しのすすめ〔ほか〕
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
昭和35年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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epitaph3
6
学問のすゝめに、実語教曰くってのがあるのは知っていたが、こんな内容だったとは!千年前のものとかって、よく残っているよなあー。小学生高学年くらい向けかなあ。読み聞かせして、一緒に考えるなら低学年でも。内容は低学年のうちに知っておいたほうがいいことだらけ。「世の役に立つ人になろう」とか「相手を思いやる心を持とう」とか、当たり前のことだけど、今は当たり前に教えられていないんだよな。全国の保護者様、ぜひ、お子様に。オススメです。2013/03/30
たなぼう
5
一所懸命勉強したら心豊かな人になれますよ、ちゃんと学ばない人は心の貧しい人になってしまいますよ、というのが基本的な考え方。そういう心構えをつくはなければ、よい人生は送れない。この一生を終えるまで毎日心を新たにして、学ぶ姿勢を持ち続けることを忘れないでくださいと言っているすばらしい本。2023/12/20
セクシー先生
5
いい本ですよ。こうゆう本が手元にあるとそれだけで本のありがたさを感じます。 あとは親と子の時間をどう創るか? 親の役割ですね。2013/11/23
Toshi
5
寺子屋教育は非常に優れていたんだと改めて実感した。暗記したいなぁ。2013/05/09
n-shun1
4
福沢諭吉の学問のすゝめの冒頭に出てくる「実語教」。日本で古くから子供の教育に使われたものらしい。勤勉性が特徴的な児童期にこの内容を精神の芯とすることができれば,学びに対する好意的態度とそれを支える仁義礼の基本的構えを持つことができるだろう。小学校ではこれを九九みたいに位置づけておけば,学習指導や生徒指導の時に関連付けることができると思う。日本にはこういう財産もあるのだから,活用していく視点が必要だろう。もしかしたら国語の教科書に入っていたりするのかな。2020/07/15