著者等紹介
ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年、大阪市に生まれる。東京大学文学部印度哲学科卒業。気象大学校教授を経て、現在、仏教・インド思想の研究、執筆等に幅広く活躍。仏教を平易な言葉で身近なものとして伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かず
20
2周目が8月に終わっていたが、読書管理しやすいよう、同時読書中の「一日一言シリーズ」16冊と一緒に年末に読了処理した次第。本著は「仏教一日一言」ではなく「釈迦一日一言」であり、日本で主流の大乗仏教からの抄出ではなく、原始仏教(ダンマパダ、スッタニパータ、阿含経等)からなので、南無阿弥陀仏も南無妙法蓮華経も禅語も出てこないが、同じ仏教、言わんとしていることは同じかと思う。今年は19枚付箋が付いた。今日、ふと浮かんだこと。「全ての存在は幸せになるために存在するのだから、害してはならない。」成果でしょうか。2019/12/27
かず
15
「釈迦」一日一言なので、日本人になじみ深い法華経や阿弥陀経などの大乗経典からは選出されていない。法句経や涅槃経、阿含経などの初期仏教経典より出典されている。現代人には大乗仏教よりも初期仏教の方が合う(※)、と仰る先生もおられるので、本書のような一日一言形式で学ぶのもよいと思う。今日は「欲の深い人ほど他人を非難する」とあった。「自分は正しい、間違っているのは他人だ」そう考えるから腹が立つのです。でも、望むようにならなかったということは、それは理に適っていないと自戒すべきなのだ、と、今日も自戒した次第です。2018/08/09
鹿の子
5
ブッダの言葉を一日一言ずつ、という本なのだが、私にはそんな読み方は出来ないから他の本の合間に読み、全部読み終わってからもたまに適当にページを開いて読む事にした。般若心経も好きで唱えたりするけど、お寺さん達が唄うように唱えるお経が一番好きかも。意識が高い所に飛んでく気がして。勿論お説教を聞くのも好きだったりするので、身につまされることも多かったが楽しく(?)読めた。やっぱ仏教は面白いなぁ。キリスト教よりストイックな印象があるが、そこがカッコいい!2014/07/27
芸術家くーまん843
1
真実を語れ。怒るな。請われたならば、乏しい中から与えよ。これら3つのことによって、人は死後に天界に赴くことができる。2012/11/25
芸術家くーまん843
1
相手を救おうとするのであれば、心を静かに保ち、あらゆる計らいを捨て、物事をよく考え、正しくとらえ、真理を見極めた上で実行に移すべきである。ただ悪業をやめさせよう、改悛(かいしゅん)させようという気持ちだけでは、相手を救うことはできない。 2012/11/24