著者等紹介
森信三[モリシンゾウ]
明治29年9月23日、愛知県知多郡武豊町に端山家の三男として生誕。両親不縁にして、3歳の時、半田市岩滑町の森家に養子として入籍。半田小学校高等科を経て名古屋第一師範に入学。その後、小学校教師を経てより、広島高等師範に入学。在学中、生涯の師西晋一郎先生に邂逅。のち京都大学哲学科に進学、西田幾多郎先生の講筵に侍る。大学院を経て、天王寺師範の専任教諭となり、師範本科生の修身科を担当。のち旧満洲の建国大学教授(44)に赴任。50歳にして敗戦。九死に一生を得て翌年帰国。幾多の辛酸を経て、58歳神戸大学教育学部教授に就任。65歳をもって退官。70歳にしてかねて念願の『全集』25巻の出版刊行に着手。同時に海星女子学院大学教授に迎えられる。77歳長男の急逝を機に、尼崎市立花町にて独居自炊の生活に入る。80歳にして『全一学』五部作の執筆に没頭。86歳脳血栓のため入院。88歳より神戸の三男宅にて療養。89歳にして『続全集』8巻の完結。97歳、平成4年11月21日逝去せらる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
19
3周目をあと1週間で終えますが、心に留まった一言があったので、先に読了登録致します。12月11日の「楽天知命」です。「いやしくもわが身に起こる事柄は、そのすべてが、この私にとって絶対必然であると共に、最善なはずだ」に始まります。この想いに至ると、全ての時間・空間に感謝の念が芽生えます。「楽天=天を楽しむ」とは、そういうことです。全てに有難いと思えるから、全ての瞬間を楽しもうという思いが生じ、また、報恩克己の念が生じます。一日一日を精進しつつ、この世が少しでも良くなるよう、出来る範囲で頑張りたいと思います。2018/12/13
かず
15
毎日本シリーズ16冊を始業前に読むのを日課にしており、本書は4周目が終わりました。森信三先生は、京都帝国大学大学院に学ぶも、与えられた職は天王寺師範学校の教授という履歴にそぐわぬものでした。しかし、その授業が好評を呼び、今の世も「修身教授録」として刊行されています。本著はその中から抄出したものです。今年付いた付箋は13枚であり、最も印象に残っているのは、8月25日「真の面目を発揮する」でした。私の真の面目、未だ発揮していません。発揮させてやらねば自分がかわいそうだ-だから、頑張ろう、そう己に誓うのです。2019/12/25
かず
12
毎朝職場で読むのを日課にし、2周目を終えました。初読の頃よりも、少しは進歩したかな、という実感があります。出典元の「修身教授録」も、そろそろ読んでみたいと思います2017/12/19
森林・米・畑
11
2022年1月からコツコツと。これを機会に森信三先生の大著『修身教授録』を読んでみたいと思った。2022/12/05
かず
6
著者は京都帝国大学大学院で哲学を修め、天王寺師範学校の講師を務めます。そのときの講義録を出版した「修身教授録」の中から選りすぐりの名言を、一日一言の形で紹介してくれる本です。1月1日の項にこうあります。「大よそ我が身に降りかかる事柄は、すべてこれを天の命として慎んでお受けするということが、我々にとっては最高の人生態度と思うわけです。」そして、12月31日。「人生とは、二度と再び繰り返しえないものである。」この世のすべてに感謝し、全てに敬して生きていきたいと思います。職場で毎朝読んでます。2016/12/09
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