内容説明
繁栄したかったら良きものを与えつづけるとよい。
目次
「戸が笑う」の意味は―まえがきにかえて
繁栄の法則
「肯定」で生きる
小さなものこそ大事にする
与えることと感謝すること
マイナスではなくプラスのイメージで
「拡大よりも充実を」「信を選ぶ」
「自己犠牲」と「返謝」
迷いの森から抜け出すために
「順調な時にこそ徳のレンガを積め」〔ほか〕
著者等紹介
北川八郎［キタガワハチロウ］
昭和１９年福岡県生まれ。小倉高校を卒業し防衛大学校に入学するも１年未満で退学する。サラリーマンとなるが人生の答えを求めて退社。インド放浪の後、熊本県の阿蘇外輪山中に居を構え、満願寺窯で自然灰釉の器を創作する一方、自作農業に勤しむ。４０日を超える完全断食を二度体験する中で、魂の存在意義、生き方の法則を解悟
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tapioka
21
商いが繁栄するための心構えを述べた本。作中の特徴的な言葉は、副題にもある「戸が笑う」です。利益を上げることしか頭に無い店員のお店は、その姿勢が店の雰囲気に移り、客が寄りつきにくくなる。反対に、儲けは二の次で、お客にいいものを提供して喜んで欲しいというお店は、入りやすい店構え＝戸が笑うようになる。長くお店が続いている経営者の本を読んだときの感触が、この「戸が笑う」に近いものを感じたので、本書の内容も商売繁栄の本質を突いていると思います。他人のために自分を費やしてこそ信が得られることは常に念頭に置きたいです。2017/06/15
ぱんにゃー
8
「感謝は返謝をしてこそ完成する」（返謝は作者の造語ですが解りますよね）とありました。意識して過ごしたいと思います。そして少しづつ実践したいと思います。2012/09/07
ダンゴ☆ルッチ
4
たまに読み返すと、自分自身を見直す良いきっかけとなります。なんでもそうですが、「近道」はないんだと思いました。2016/12/19
ひでっち
2
また読み直したい。2017/06/28
わかば
1
「利」よりも「信」。身軽に生きる。損をして生きる。 人を責めない。ありがとうを言われる人生を生きる。 そのような人生は、ただただシンプルで、素朴で、とてもいい人生だと思う。もう、それにつきます。そして、９合目に、「驕り」がくること、「天罰」は必ずあり、調子が悪い時に重なってくることについても忠告あり。 だからこそ、常に、「利」よりも「信」。身軽でいる。10%損をして生きる。人を責めない。ありがとうを言われる人生を生きる。それを胸に刻んでいきたいと思う。正に、「三方良し」の精神。可能な限り、実践します。2023/10/31
