内容説明
この国の百年はどうなるのか。どういう百年にしたいのか。21世紀へ、7つの視点から、14人の提言。
目次
歴史の視点から―過ぎし百年が照射する新たな百年(渡部昇一×中西輝政)
国家の行方の視点から―日本と日本人を信じよう(堺屋太一×小野晋也)
国語の視点から―われらが祖国は日本語にあり(山本夏彦×林望)
生命科学の視点から―ゲノムが教える二十一世紀の生き方(多田富雄×村上和雄)
技術の視点から―最先端技術は複雑系である(唐津一×石井威望)
経済の視点から―革命元年日本に夜明けが訪れる(牛尾治朗×中谷巌)
教育・哲学の視点から―二十一世紀の教育原理をどこにおくか(芳村思風×土屋秀宇)
著者等紹介
渡辺昇一[ワタナベショウイチ]
上智大学教授
昭和5年山形県生まれ。30年上智大学大学院修士課程修了。ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学に留学。Dr.phil.,Dr.phil.h.c.上智大学教授のかたわら幅広い評論活動を展開。著書は専門書のほかに『日本の生き筋』『読書有訓』『財運はこうしてつかめ』など多数。共著に『国のつくり方』『そろそろ憲法を変えてみようか』などがある
中西輝政[ナカニシテルマサ]
昭和22年大阪府生まれ。45年京都大学法学部卒業、52年ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。現在、京都大学総合人間学部教授。同大学院人間環境学研究科教授を兼任。著書に『国際情勢の基調を読む』『回帰する歴史』『大英帝国衰亡史』『国まさに滅びんとす』『なぜ国家は衰亡するのか』など。共著に『「日本」を超えろ』『憲法改正』『イギリスの智慧』などがある
堺屋太一[サカイヤタイチ]
昭和10年大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業とともに通産省に入る。通産省時代に、日本万国博覧会を企画、開催にこぎつける。その後、沖縄海洋博、サンシャイン計画の推進などに携わる。53年通産省を退官後、執筆・講演活動を続ける。平成10年7月経済企画庁長官に就任。著書に『団塊の世代』『峠の群像』『知価革命』『秀吉』『明日を想う』など多数
小野晋也[オノシンヤ]
昭和30年愛媛県生まれ。53年東京大学工学部航空学科宇宙コース卒。55年同大学工学系大学院修士航空学専修課程修了。同年松下政経塾入塾。58年愛媛県議会議員初当選。平成5年衆議院議員に初当選し、現在3期目。10年より自由民主党青年に関する特別委員会委員長、同マルチメディア局局長、ロボットサロン会長などを歴任し、13年同文部科学部会会長。12年7月経済企画総括政務次官
山本夏彦[ヤマモトナツヒコ]
大正4年東京根岸生まれ。パリのユニヴェルシテ・ウヴリエール修。昭和14年「年を歴た鰐の話」の翻訳を『中央公論』に発表。30年、インテリア専門誌『室内』を創刊。同誌に「日常茶飯事」、『文芸春秋』に「愚図の大いそがし」、『週刊新潮』に「夏彦の写真コラム」をいまだに連載中。59年第32回菊池寛賞受賞。平成2年『無想庵物語』で第41回読売文学賞受賞。『私の岩波物語』『完本文語文』『誰か「戦前」を知らないか』『百年分を一時間で』(20世紀ぎっしり)など著書30余冊
林望[ハヤシノゾム]
昭和24年東京都生まれ。慶応義塾大学卒業、同大学院博士課程修了。ケンブリッジ大学客員教授、東京芸術大学助教授を歴任。専門は日本書誌学、国文学。『イギリスはおいしい』で日本エッセイストクラブ賞。『林望のイギリス観察辞典』で講談社エッセイ賞受賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』で国際交流奨励賞を受賞。著書に『書斎の造りかた』『往生の物語』『知性の磨きかた』『日本語へそまがり講義』『日本語の磨きかた』などがある
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