内容説明
人を生かし、会社を良くする経営の大道とは。
目次
第1章 会社を良くするには(人間にとって欠点とは短所とは;つらさの中から輝き出る素質がある;欠点を取り除けば会社は良くなるのか ほか)
第2章 長所を伸ばすということ(経営改善とは無駄や欠点をなくすことなのか;常識といわれるものには誤りが多い;経営常識の嘘 ほか)
第3章 人を活かす企業文化の“型”(人を活かす企業とは;共存システムのもたらす功徳;“型”は独自の企業文化を持続させる ほか)
第4章 「大きな努力で小さな効果」の大道(「小さな努力で大きな効果」がもたらしたもの;大きな努力で小さな効果の志;非凡な「掃除哲学」 ほか)
第5章 「ありのまま」を受け入れる経営(良い会社になるには;「ありのまま」を受け入れる;「損の道」こそ経営の王道 ほか)
第6章 いま問われる日本型経営のあり方(何が会社を再生させるのか;人は人に喜ばれはげまされて生きる;切り捨てないでいかに引き受けるか;覇道経営から王道経営へ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
古谷任三郎
2
経営コンサルタントの人が書いたと思えないほど理想主義的であるが、核心を突いている。「良い会社は欠点に目くじらを立てないですべてをありのままに受け入れ、ただひたすら長所に光を当てて辛抱づよく歩きつづけている。損得をも忘れて大きな努力をしている」、「良い会社はすべてをありのままに受け入れ、あらゆることに喜びを発見している。損得を忘れて生き生きと仕事をしている。ひたすら長所を伸ばしている」(P.2~3)の箴言は、SDGs時代の会社経営に必要なものを問いかけているように感じる。日本型経営を再評価する一冊でもある。2021/03/22