目次
「戦場の知事 島田叡~沖縄の島守」役割と責任
「やまと心とポーランド魂」恩を忘れない
「エルトゥールル号事件」感謝の心
「ペリリュー島の戦い」崇高な精神
「焼き場の少年・一片のパン」人間の気高さ
「海の武士道~敵兵を救助せよ」生命の尊重
「日本マラソンの父・金栗四三 三度のオリンピック」努力を続ける
「佐久間艇長の遺書」役割と責任
「柴五郎中佐」勇気ある行動
「上杉鷹山 為せば成る」誠実・責任
「ユダヤ人を救え 樋口少将と犬塚大佐」差別偏見の克服
「特攻隊の遺書」先人への敬意と感謝
「昭和天皇とマッカーサー」強い意志
「空の武士道」利他の精神・人間の気高さ
「日本ミツバチの団結力と日本人の美徳」集団生活の向上
「板東捕虜収容所 松江豊寿中佐とドイツ人捕虜」寛容の心
「台湾人に愛された八田與一」公正公平
「絆の物語~アーレイ・バーク」日本人の伝統精神と集団生活
三年間、服部道徳を受けて生徒の感想
著者等紹介
服部剛[ハットリタケシ]
昭和37(1962)年神奈川県横浜市生まれ。学習塾講師を経て、平成元年より横浜市公立中学校社会科教諭として奉職。元自由主義史観研究会理事。現「授業づくりJAPAN横浜“中学”」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おかむら
27
公立中で実際に行われている道徳の授業だそう。唖然。日本スゴイ授業。教師の思想信条が昔はアカ(日教組)がどうこうとか言われたものですが、今は超保守の先生がこんなことやってるよ。偏りがすごい。沖縄戦、ペリリュー戦、特攻、昭和天皇、全部自己犠牲の美談になってる。生徒の感想が将来ネトウヨになりそう感。表紙で元文科大臣が推薦してるし…。戦前回帰を教育からってこういうのが地味に効いてくるのが恐ろしい。2019/05/28
mazda
21
日本を悪く言うのも貶めるのも、もちろん個人の自由です。しかし、その前に知っておいてほしい。自分たちの食料を分け与えてまでも、遭難船の被害者を救済した人たちがいたこと。海外の戦地で日本と一緒に戦うと言った現地人の意見を黙殺し安全な場所に避難させ、自分たちだけが犠牲になった日本軍兵士たちがいたこと。戦争中海で遭難していた敵国イギリス人兵士たちを精一杯救出した船長がいたこと。そんな尊い先人たちの努力を無駄にしないために、英語ではないんです、歴史を学ぶべきなんです。2020/10/28
まさあき
5
電車の中で読もうものなら白い目で見られることを覚悟したほうがいい一冊。感動の連続で、車窓に映る顔が歪んでみえる。一読せずとも一章読めば、大人も子供もこの著者に「先生、日本ってすごいね」と言いたくなる。2015/10/02
茎沢
3
これ教育書かもしれないけど、普通の社会人が普通に手に取れる場所に置いてほしい。内容は易しいのに、めっちゃ心に響く。へたな小説より泣けるw でも、これを実践する人には、「なんでも許す優しい大人になるべきだ!」という授業はしてほしくないなぁ。犯罪者が調子に乗ってしまう。許せないこともあってもいいと思う。って思うのは、道徳の評価としては赤点なのかな。様々な考えを締め付けるような道徳になりませんように…2017/11/19
入江・ろばーと
1
ものすごい本だった。先人に学ぶことはたくさんあるし、教科化する道徳教育を考える上では読むべき本だと言える。2016/03/05