内容説明
戦後多くの人々が、細菌戦部隊のことについて筆をとっているが、残念なことに、100部隊に関する部分については、誇張されている事が多く、必ずしも事実を正確に伝えたものとは言い難い。こうしたことから、この裁判の被告の一人として、記録に乗らなかった部分や、細菌戦部隊、とりわけ100部隊のありのままを書いておくことが必要だと考えた。また、終戦当時の状況や、シベリヤ収容所の実態については沢山の人々が筆をとっているが、イワノボ収容所については、2~3の新聞に僅か報道されたことがあるだけで詳しいことは知られていない。日・独将官の収容所として、それがどのような処であったのか、伝えることができれば幸いと思っている。
目次
第1部 満州第100部隊(関東軍軍馬防疫廠;諜略員潜入す;三河夏季演習)
第2部 石頭予備士官学校(兵科幹部候補生;石頭予備士官学校;ソ連の侵入・磨刀石の奮戦;小松聯隊鏡泊湖畔での苦闘)
第3部 シベリヤ虜愁
第4部 ハバロフスク軍事裁判
第5部 イワノボ将官収容所
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