内容説明
神代を解明する真実の書か、それとも巧妙に書かれた偽書か。古事記の原典とも言われる神代文字で書かれた壮大な物語を丁寧にわかりやすく現代訳。古事記に描かれていない神様の系譜が明らかに!
目次
東西の名と穂虫去るアヤ
天七代床神酒のアヤ
一姫三男生む殿のアヤ
日の神の瑞御名のアヤ
和歌の枕詞のアヤ
日の神十二妃のアヤ
遺し文祥禍お断つアヤ
魂返しハタレ討つアヤ
八雲打ち琴作るアヤ
カシマ断ち釣り鯛のアヤ
三種譲り御受けのアヤ
アキツ姫天児のアヤ
ワカヒコ伊勢鈴鹿のアヤ
世継ぎ祈る祝詞のアヤ
御食ヨロヅ成り初めのアヤ
孕み慎む帯のアヤ
著者等紹介
今村聰夫[イマムラサトオ]
昭和15年、東京土大田区に生まれる。昭和39年、神奈川大学工学部卒業。機械商社勤務。昭和61年ホツマツタヱを知る。昭和63年ホツマツタヱ発見者の松本善之助氏の知遇を得る。平成元年ホツマ赤坂例会参加、翌年から松本氏主宰の『月刊ほつま』に寄稿を重ねる。平成6年松本氏引退に伴い、ホツマ赤坂研究会を立ち上げ、仲間と研鑽に励む平成14年『検証ホツマツタヱ』創刊から45号までホツマツタヱ現代訳掲載。平成26年『検証ホツマツタヱ』編集人を経て、論説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Kikuyo
15
不思議な面白さ。夜、お日様が地面の裏側「東(キ)の左(タ)」を通っている時、人は寝(ネ)るので北を「ネ」とも言う。女性特有のリズムは32日。三十二音の歌をもって穢(エ)を祓い、地球を取り巻く回転運動に適応している。 言葉の成り立ちには妙な納得感があります。ヲシテ文字という神代文字があることも初めて知りました。著者によればホツマツタヱは、建国から理想国家を作り上げ恒久平和に向けて努力し活躍した人々の物語、ちょっとしたワクワク感があります。2022/08/17
ミルチ
4
ホツマツタエは偽書とされていますが、これまで読んだ古事記の中で一番面白かった!この本では天照大神は女神ではなく男性で、神様と言うよりは時の統治者。たぶん時は縄文時代だと思われますが、イメージ的には奈良平安時代のような文化の香りがします。桃の節句で何故桃なのか、腹帯の長さや意味について、古くからある日本の地名や神社の意味などもたくさん出てきてワクワクしました。2020/07/10
wealth
2
買ってからだいぶ経つ。ホツマ物語から入ってるので、本当はこういう順番で進むんだな、とか原文のってたりとか、わかりやすく入りやすい。でも価値観が今と違い、差別意識が徹底してて息を吸うように差別してるので途中からムナクソでした。これをあと2冊か…きっついな、でも物語として筋通ってて、記紀なんかよりずっと楽しめます。これがあったから記紀があんなざっくばらんで許されたんじゃ、とすら思った。日本は多神教でなく、カソリックみたいな「神も聖人もありがたがる一神教」だとする本。主神の性別よりそっちが問題だ。2019/05/30
ヒロモ
1
図書館より。地元の区になかった。目黒区立図書館様ありがとう!神の時代の話。ヲシテ文字。深かった。中国の夏の話もあった。世界史で夏は伝説の国と習っただけに不思議。妊娠帯、月の名前など現在に通じるものばかり。そして天地創造は旧約聖書、真理についての行は新約聖書の趣がある。大人の教養として大変楽しかった。続編も読みたいな。2020/03/16
RIKO
1
学校の教科書に推奨したいくらいです。2016/01/11
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