内容説明
剣道は勝ち負けではなく、相手と一つになる、相手と気持ちが一緒になる、「自他不二」が森島範士の剣道哲学の根幹。それをまとめたのが本書である。新たに「日本伝剣道の極意“乗って制す”」「私の好きな言葉」なども収録。
目次
第1部 講演録 神の心 剣の心(神道とのかかわり;神人一如 ほか)
第2部 口述録 剣の修行 心の修行(剣道がめざすもの;剣道上達の秘訣 ほか)
第3部 随想録 初太刀一本の精神(剣道の原点は“眞剣勝負”;山道に迷ったら元のところへ戻れ ほか)
第4部 追悼 森島健男先生(信念の人・忍耐の人・努力の人(梯正治)
心に刻む「剣道の修行に終わりはない」(坂口竹末))
著者等紹介
森島健男[モリシマタテオ]
大正11年熊本県生まれ。國士舘専門学校から警視庁に奉職。全剣連創立二十周年記念全国選抜八段戦優勝。全日本剣道連盟副会長、同相談者、警察大学校教授などを歴任。警視庁剣道名誉師範。明治大学剣道部名誉師範。明治神宮至誠館名誉師範。乃木神社尚武館道場名誉師範。剣道範士(剣道九段返上)。令和2年8月16日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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