内容説明
強く、正しく、美しい剣道で勝つ。一足一刀の間合から一拍子で打つ剣道を求める。
目次
稽古の求め方―基本稽古と上懸かりの稽古で鍛える
相手を崩す―中心を攻める剣道を軸に圧力をかける
送り足で身につける基本―踏み込み足は送り足の応用である
面技に磨きをかける―剣道は面に始まり、面に終る
小手技に磨きをかける―足腰で打つと技に冴えが生まれる
突き技に磨きをかける―速さよりも間合取りが重要。腰で突く
胴技に磨きをかける―手首を返して刃筋を立てて打つ
素振り―一本に直結する素振りを実践する
引き技―丹田に力を込めて正しい鍔ぜり合いから崩す
応じ技を身につける―相手の心の動き、癖を情報として蓄積していく
応じ技を身につける2―応じ技に直結する切り返しを実践しているか
上段対策―身の入りが大切。相手を迷わせて突く
一人稽古―時間に限りがある市民剣士こそ一人稽古に取り組むこと
対談・古川和男の教え 栄花直輝―いつも全力で取り組む 日本一をめざす後ろ姿を追い続けた
対談・古川和男の教え 栄花英幸―基本を徹底して学んだ高校時代 剣道の基本が人生の基本につながる
著者等紹介
古川和男[フルカワカズオ]
昭和29年長崎県生まれ。西海学園高校から東海大学に進み、卒業後、東海大学第四高校(現東海大学札幌高校)の教諭となり、平成29年3月に定年退職。主な戦績として全日本選抜八段優勝大会優勝・2位、全日本選手権大会2位、世界選手権大会個人2位、スポーツアコード武術大会個人優勝2回などがある。基本を徹底する指導理論に定評があり、東海大札幌高校を実力校に育てるとともに、第14回世界剣道選手権大会において日本代表のコーチ、そして現在、第18回世界剣道選手権大会に向け、日本代表監督をつとめる。剣道範士八段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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