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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kazi
21
テーマは「悪霊の恋人」。紙面の大半を持って行ったのはジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュの「カーミラ」。流石にそれが吸血鬼を書いた小説だという事ぐらいは知っていたが、読むのは初めてでした。あまり恐怖心は感じなかったが、結構面白かった。猿からの質問コーナー「幽霊を見たことはありますか?」でクリエイターの皆さんが語る心霊体験が興味深い。やはり作家業など繊細な神経を必要とする仕事をしていると、そのような感性も研ぎ澄まされるのだろうか?2020/10/23
tokko
15
幽霊、お化け、悪霊、怪物などいろんな言い方ができますが、今回は怪異談がテーマです。不思議な話は昔からたくさんありますが、やはりジェリダン・レ・ファニュの「カーミラ」は今回の中では群を抜いていたのではないでしょうか。怖いだけじゃなく、その美しさ怪しさも見所のひとつです。恐ろしい雰囲気に包まれた、不思議で(わりと)淡々とした語り口に惹き込まれてしまいます。柴田先生の名訳で読めるのも嬉しいですね。2020/10/31
まさ☆( ^ω^ )♬
11
こういう雑誌があるのだねえ。先日読んだ「村上春樹 翻訳全仕事」の中でその存在を知り、取り敢えず最新号と一つ前の本書を購入。早速読んでみました。とても面白かったです。早速、お値段お得な定期購読を申し込み、更にバックナンバーを数冊購入。楽しみが増えました。またまた読書の幅が広がりそうです。2021/05/08
まさきち
6
ポーの「赤死病の仮面」が良かった。あとは岸本佐知子、古川日出男も良かったなあ。吸血鬼の中編は長すぎた印象。雑誌形式だと普段読まない作家さんも読めてテーマは通底してるし楽しい。2020/11/26
中山りの
5
カルメン・マリア・マチャドの作品が絶妙な物悲しさでよかった。あとは「カーミラ」。かなり昔の作品なのに、いちばん引き込まれて読んだ。岸本さんの文章が何気にいちばん怖かったりも。いずれにせよ、リーダブルな文章であることは大事だと痛感。読解力がないぼくにも読める物語、簡単な言葉の組み合わせかたで複雑な世界を表現していること。2021/01/14