MONKEY 〈vol.10(FALL/WIN〉 特集:映画を夢みて

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MONKEY 〈vol.10(FALL/WIN〉 特集:映画を夢みて

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  • サイズ B5判/ページ数 142p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784884184094
  • NDC分類 905
  • Cコード C0076

出版社内容情報

特集:映画を夢みて

映画と文学が交叉する場所をいろいろ思い出しながら、
今号が出来上がりましたーー柴田元幸

ポール・オースターが心打たれた映画とは?
カズオ・イシグロが新進作家だった頃に書いたシナリオとは?
西川美和さんが初めて映画監督を主人公に書いた短篇と、
スペシャルインタビューも掲載!

【西川美和インタビューを特別公開!】
映画と小説、というテーマだったら西川さんだと思い、
映画にまつわる小説を書いていただいた上に
インタビューもお願いしましたーー柴田元幸


特集 映画を夢みて
CONTENTS

ショーン・ハーター 
別宇宙映画ポスター
解説-Monkey編集部

ポール・オースター
映画に打たれて──『縮みゆく人間』 
訳-柴田元幸

柴田元幸
映像作家カズオ・イシグロ、一九八〇年代
 
カズオ・イシグロ
ザ・グルメ 
訳-柴田元幸

西川美和
我が心のデルフィーヌ 
写真-若木信吾

西川美和インタビュー
映画と小説、物語を語ること
聞き手-柴田元幸 写真-若木信吾
*試し読み*

猿からの質問 映画篇
もしあなたが一本映画を撮れるとしたら、どんな映画を作りますか?
絵-タダジュン

石川美南
予告編に続き本編
絵-秦 直也

黒田征太郎/ジャック・ロンドン
火を熾す
訳-柴田元幸

戌井昭人
とりとめもなく、音楽と映画について書いてきました
絵-朝野ペコ

川上弘美
このあたりの人たち 無重力
写真―野口里佳

古川日出男
宮澤賢治リミックス
グスコーブドリの伝記 魔の一千枚(序)
絵―秋山花

岸本佐知子
死ぬまでに行きたい海 鋸南

門馬太喜
手品師
絵-岡野茜

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えりか

44
借り本。カズオイシグロ脚本「ザ・グルメ」目当て。面白かった。この世ならざるものを食べたさに飢える富豪と浮浪者の噛み合ってそうで噛み合っていないやりとり。この世ならざるものを網で捕まえたり、運転手の名前を絶対に間違える主人など、ユーモアが効いてる。脚本なので「カメラは真っ暗な出入口を長く、中から悲鳴でも聞こえてくるのではないかと思われるくらい長く映し続ける」や「無表情な妻の顔のアップ」など思わせ振りで、「なんかあるぞーなんかくるぞー」と予感されるような視覚的な楽しみも。この映像観たい、探してみよう。2016/12/06

市太郎

30
「映画を夢みて」高度一万メートルにて、巻頭の偽映画ポスターに、にんまりしつつポールオースター(10才)と映画「縮みゆく人間」を鑑賞。やはり空の旅に「もんきぃ」を連れて行って良かった。おかげで退屈しなかった。カズオイシグロ「ザグルメ」西川美和の小説も良かった。「火を熾す」の絵に痺れつつ、最後の門馬太喜の「手品師」で締め。個人的にはこの短編が一番良かった。戦後の母娘と母屋に住む大きい兄さん家族の話。短い短編なのに戦後の生活苦が滲み出てて、それでも日本人らしい気づかいが可笑しい。2018/03/03

tokko

23
ポール・オースターは『幻影の書』を読んだときに映画の流れを描き出すのがうまいなぁと感じていた。単に映画の叙述にとどめず、観ている人の視点を入れることでより立体的な映画描写が生まれる。まるで映画を観ているかのように小説が読めるので二度おいしい。カズオ・イシグロの脚本「ザ・グルメ」も新しいイシグロさんの一面を見られたように思う。小説はわりと淡々としているのに、ユーモラスがちょっと顔を覗かせている、その「覗かせ方」が新鮮というか可笑しいというか、こういうのも「あり」かなと。この二つだけでも満腹です。2016/11/07

たらお

14
西川美和の短編を読みたさに。彼女の中には,おじさんが入っているのではなかろうか。女性なのに男の内面をここまで書くか?若い頃、つきあいたいと憧れをもっている女性がおり、その女性は美化され、映画に出るジョセフィーヌという女優の中に見出すようになる。そしてあらゆる場面でジョセフィーヌの面影を見つけ、いつも彼の近くには彼女を感じることができたのだが、結婚して彼女自身変わった訳ではなく愛しているのだが「これは彼女だ」と思い込んでしまうほど近かった彼女のかけらは心のどこにも残っていないと気づく男への寄り添い方が見事。2016/12/11

北風

11
映画特集素晴らしい。しかも、カズオ・イシグロ。「生きる」が上映中だし。「ザ・グルメ」はちょっとわからなかったけど……。「生きる」はイシグロの名前が前に出てたから一瞬、原作書いてるのかと思ったけど、リメイクの脚本だったか。ポール・オースターのかなり変わった短編もいつもと違っていてシュール。それはそうだけど、「火を熾す」の活動絵巻が載っているのも点数が高い。柴田元幸って火を熾す好きだよな。もちろん、私もそれを読んで大変感銘を受けたのだけれど。2023/04/14

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