内容説明
人気料理家の紀行エッセイ。オリジナル料理レシピ付き。
目次
第1章 路地で(路地の影 軒先の文化;カッパドキアの水冷シャワー;世界で一番小さな首都;お茶の魔法;牛のいる迷路;市場のチュー;口笛と鼻歌;記憶の中のルアン;バルセロナで)
第2章 森で(デジャビュ だいじょぶ;レストランノスタルジア;ここではないどこかで;果物が色づくように秋が熟し始めた頃;砂色 水色 緑色;裸足の田んぼ)
第3章 街で(サーモンとベーグル;魔女のパリ;ラージサイズ・アイスクリーム;ワルシャワ1983;大晦日のシュワッチ;ミントの後味;スープの効能;馬の骨のスローフード;フクラギの夜;旅のサラダバー;ジャングルのステーキ;パースのまっくろくろすけ)
第4章 島で(セロトニンの光;バリのギロライス;キノミキノママ;ジャラン・ジャラン)
終章 鮭の跳ねる海で
著者等紹介
枝元なほみ[エダモトナオミ]
料理家。劇団・転形劇場で舞台に立つかたわら、無国籍レストランでシェフとして働く。劇団退団後、料理家の道へ。温かい人柄と、作りやすく、オリジナリティあふれる料理が多くの支持を集める。転形劇場のヨーロッパ7ヵ国ツアーで初めて海外に行って以来、年に数回は旅に出るようになり、訪れた国は20ヵ国あまり。地元の人の台所で教わった料理も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
19
いろんな国の街や森で出会うかくし味。飾らない文章はお茶をしながらおしゃべりしているようで心地よかったです。本の中でも枝元さんのにこにこされた感じが伝わってほっこりしました。「あるとき、丘で転んだ。ペタンコの靴が脱げて靴下が少し破けた。そのとき私、〈あっ、地に足がついた〉と思ったのだ」この文章なんかよいな。あと「鮮やかな黄色なのに空気を含んで透き通っていくイエローライス、色は光で輝きなんだ!」という感性も素敵です。2017/04/07
これでいいのだ@ヘタレ女王
18
料理研究家の枝元さん、、と認識していたが、これほど短文で旅の醍醐味をかける人なんだと 片桐はいりさん 以来の感動。エッセイの中に出てくる料理や飲み物のレシピも載っていてお得な気分。図書館で借りたのだが購入すると思う2014/04/14
かもめ
13
エスニック料理は苦手だけど、現地を訪ねての食事なら、きっと美味しく食べられるはず。可愛らしいイラストとレシピもあり、読者も旅人の気分になれる素敵なエッセイ。2020/08/11
CAFECAFE
10
美味しいエッセイです。著者が旅先で出会ったレシピを写真入りで紹介。カンボジア風お好み焼きやらアフガニスタンサラダ、フクラギのマリネなんて耳慣れない物も、シンプルな手順と食材で。旅情感溢れる一皿の完成です。「<これがいちばんを競う料理です>と食べる側に勝負を挑むような料理じゃない、隙のある皿の数々。」うん、確かにいい。2010/11/13
mame
7
旅先で食べたものやレシピ。ゆるい感じでまったり。2025/03/25




