目次
第1部 まだ間に合う、ストップ!大阪万博(建設が遅れる夢洲から万博問題を総まとめ―“ルポ”ジャーナリスト西谷文和;おおさか市民ネットワーク代表藤永のぶよ;万博もカジノもいらない。真っ当な政治を取り戻す―“対談”日本共産党前参議院議員たつみコータロー)
第2部 自民、維新から日本を取り戻す(なぜ維新が伸びるのか?その謎を解き明かす―“対談”思想家内田樹;戦争やカジノに代わる「新しい公共」を地方から―“対談”経済学者金子勝)
著者等紹介
西谷文和[ニシタニフミカズ]
1960年京都市生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、吹田市役所勤務を経て、現在フリージャーナリスト、イラクの子どもを救う会代表。2006年度「平和・協同ジャーナリスト大賞」受賞。テレビ朝日「報道ステーション」、関西テレビ「newsランナー」、ラジオ関西「ばんばひろふみ!ラジオDEしょー!」、日本テレビ「news every.」などで戦争の悲惨さを伝えている。西谷文和「路上のラジオ」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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trazom
103
自分たちの手柄と自慢してきた「大阪万博」を、旗色が悪くなるや「日本万国博覧会」と言い換える姑息な維新。でも大阪では大人気。見える感・やってる感を演出するだけの連中になぜ騙されるのかと不思議だったが、本書の内田樹先生の指摘に納得する。騙されてるのではなく、有権者は「支離滅裂で論理性がなく、ウソつきですぐ感情的になる」維新を分かった上で、エラそうな政治家的でない親しみを感じていると。更に、攻撃性・暴力性・差別意識・優生思想など、我々の内心にある「表に出せない欲望」を維新が代弁しているのだと。トランプ現象か…。2024/04/24