ラブキャナル―産廃処分場跡地に住んで

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  • サイズ B6判/ページ数 344p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784884161842
  • NDC分類 519.7
  • Cコード C0098

内容説明

流産、死産、奇形、がん…産廃処分場の上の住宅地は、死の土地だった。アメリカの環境政策と市民運動を根本から変えたラブキャナル事件の全貌。日本の産廃問題にも大きな警鐘。

目次

1 ラブキャナルで起きたこと(ラブキャナル事件の前のこと;息子が学校に通い始めて ほか)
2 低湿地理論(ホワイトハウスでの会合;ラブキャナルの烙印 ほか)
3 死を招く土地(全国的認知;子どもがほしい ほか)
4 モーテル住まいの人々(ふたたびワシントンへ;150家族、一日7500ドル ほか)
5 今なお問題を調べて(フィル・ドナヒューと政治的行動;ラブキャナルのボートピープル ほか)

著者等紹介

ギブス,ロイス・マリー[ギブス,ロイスマリー][Gibbs,Lois Marie]
1952年生まれ、アメリカの環境運動家。1978年に表面化した「ラブキャナル事件」の中心人物。住民を率いて市、州、連邦政府と戦い、処分場跡地に開発された住宅地から全戸避難を勝ち取り、「スーパーファンド法」の設立に寄与した。1980年には、独自の住民組織(現「健康・環境・正義支援センター」、CHEJ)を設立、今なお地域住民を助けて環境正義の実現のために行動している。多くの環境賞を受賞している他、いくつかの大学から名誉学位を受けている。2003年にはノーベル平和賞の候補者になった

山本節子[ヤマモトセツコ]
行政ウォッチャー、調査報道ジャーナリスト。立命館大学文学部英米文学科卒業。住民運動をベースに、土地開発や環境汚染、焼却場や処分場問題に取り組む一方、国の政策を転換させるための努力を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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