内容説明
本書は、「平和」=「非暴力」を軸に、その対極にある「悪」や「暴力」の根源について考えると共に、いじめや差別といった現実の問題を同時に問うという特色をもっています。内面を掘り下げる1部と、現実の世界への取り組みを扱う2部という構成になっており、まず1部では、「平和」の問題を考えるとき忘れてはならない、いじめや差別につながる内なる暴力について見つめ直し、後半の2部では、さまざまな分野で平和にかかわる活動をしている執筆者によって「平和の文化」をきずくための手がかりを探りました。
目次
序 怒りを伝え、聴きとる対話の回路
1部 内なる暴力を見つめる(内なる暴力を見ずして平和は語れない;暴力からみた差別―自分をふりかえることからはじめるために;いじめや暴力をなくすために私たちにできること;シャーンティとアヒンサー;ホリスティックな感情教育 ほか)
2部 平和の文化をきずく(〇歳からの平和教育;自然の中での平和構築キャンプの夢;平和を育む「子ども時代」;平和を描く―キッズゲルニカ 国際子ども平和壁画プロジェクト;静けさを奏でる―耳をすまして聴くこと ほか)
地球平和公共ネットワーク結成趣意書
国連・ユネスコ関連文書にみる平和と非暴力への「ホリスティック・アプローチ」
著者等紹介
金田卓也[カネダタクヤ]
日本ホリスティック教育協会運営委員。大妻女子大学児童学科助教授
金香百合[キムカユリ]
日本ホリスティック教育協会副代表。HEAL(ホリスティック教育実践研究所)主宰
平野慶次[ヒラノヨシツグ]
日本ホリスティック教育協会常任運営委員。もうひとつの学びの場主宰。7児の父(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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